コーチ

大野 嵩仁選手

Takahito Ohno
所属・ポジション
TuS BWケーニヒスドルフ 監督
生年月日
1995年7月27日

~PLAYERS ALBUM~


 

 

 

~監督としての特徴~


 

ピッチの中では、できる限り年齢や立場に関係なく「フェア」であることを大事にする。それぞれの意見をしっかり言い合える関係性を築き、良いことも悪いことも素直に伝え合えるようなチーム作りを目指す。そして何より、選手たちが「毎日練習に行きたい」と思えるようなサッカーを提供したい。本気で取り組むからこそ、サッカーは楽しい。そう信じて指導に取り組んでいます。

 

 

~アスリートの11 my mind~


 

1.自分の出身地の良いところや思い出の場所

― 「茨城県取手市(旧藤代町)」

 

静かで落ち着いた環境の中、サッカー以外にやることがないような場所が、自分にはとても合っていました。そんな日々の中で、特に思い出に残っているのが、学校のグラウンド、隣接する公園のグラウンド、そして少し離れたところにある芝生のグラウンドの3つです。最初は学校のグラウンドでサッカーを始め、夕方17時の鐘が鳴るとすぐに隣の公園へ移動。先生に「もう帰りなさい」と声をかけられると、さらに別の公園や、2キロ先にある芝のグラウンドへと向かい、またサッカーを続けていました。自分がサッカーを始めた原点でもあり、今でも心に残る大切な思い出の場所です。

 

 

2.どんな子どもだったか?

「自分から進んで委員長などを引き受ける、いわゆるリーダータイプ」

 

委員長や応援団長にも立候補するような、元気で賑やかないわゆるリーダータイプの子どもだったと思います。今振り返ると、小さい頃から作戦を考えて実行することが好きだったなと感じます。周囲の環境もありましたが、何事も自分で考えて動くことが多く、先生から「これ、やっておいて」と任されることもよくありました。

 

 

3.子どもの頃になりたかった職業は?

「サッカー選手」

 

サッカーを始めたきっかけは兄の影響で、柏レイソルのジュニアからユースまで所属していました。本当は野球がやりたかったのですが、兄の練習についていくうちに一緒にボールを蹴るようになり、気づけばサッカーにのめり込んでいました。また、小学校時代の親友がサッカーを始めたこともあり、一緒に少年団に入る流れになりました。友人の兄がレイソルユースに所属していて、その友人に誘われてセレクションを受けたところ、合格することができました。

 

 

4.今思う、サッカー選手でなかったら、どんな職業についていたか?

「保健体育の教師」

 

人に何かを伝えたり、教えたりすることが好きなので学校の先生になっていたかなと。大学時代に行った教育実習では厳しい指導も経験し、あの時の学びが今の考え方にもつながっています。監督を引退して60歳くらいになったら、教師という道を歩みたいと考えています(笑)

 

 

5.逆境に陥った時、それを乗り越える方法

「自分の苦しかった時期と亡き父のことを思い出す」

 

正直今までの人生で大変な時期があって、それを自分なりにもがき乗り越えたことを思い出しながら、ここ踏ん張り時だよなと思うようにしています。また、人との出会いにも本当に恵まれていました。タイミング良く助けてくれる方々と巡り会えたのは、親譲りの縁だと思っています。支えてくれた人たちに恩返しをしたい、その思いが自分の原動力であり、反骨精神につながっています。

 

 

6.サッカーをしていて、最高の瞬間は?

「選手の成長を感じられる瞬間が、指導者として何よりも嬉しいです」

 

上手く言葉にはできませんが、教え続ける中で、ある時ふと選手が大きく成長していると実感する瞬間があります。その「変化の瞬間」は、何にも代えがたい喜びです。

 

 

7.サッカー以外で自分の中で大事にしていること

「嘘をつかないこと・正直に話すこと」

 

これは出会ってきた人たちや親の影響が大きいです。人生の中で「この人はすごい」と思った人や尊敬している人たちは、全員誠実で真っ直ぐな人たちでした。考え方はいろいろありますが、最終的には“気合い”の部分もとても大切にしています。

 

 

8.客観的に自分を見た時に、自分はどんな人間だと思うか?

「不器用なタイプ」

 

効率よく物事を進めるのが少し苦手で、頼まれたことを器用にこなすタイプではありません。手を抜くことができず、人に任せるのもあまり得意ではないんです。たとえ体が限界でも「やると決めたら倒れるまでやる」、そんな性格で、つい気合いで乗り切ろうとしてしまうところがあります。

 

 

9.大事にしている言葉

「意志あるところに道は開ける」

 

レイソルユース時代に試合に出られずメンタル的に落ち込んでいたとき、父がかけてくれた言葉です。この言葉は今でも心の支えになっています。気持ちを持って行動すればきっと乗り越えられる――そんな思いをこれまでの人生で実感してきました。

 

 

10.子どもたちに伝えたいこと

「誠実に、一生懸命に頑張ること」

 

自分で言うのもなんですが、日本でもドイツでも友人は多い方だと思います。これは国を問わず、誠実で一生懸命な姿勢が人と人とのつながりをつくると信じています。だからこそ、どんな相手にも誠実であることを心がけてみてください。

 

 

11.UDN でどんな活動をしていきたいか?

「“遊ぶ場所”を提供」

 

もし監督として活躍できるようになったら、地元にもっとサッカーを楽しめる場所を作りたいです。例えば室内サッカー場のように、天候に左右されず子どもたちが自由に遊べる空間をつくりたいです。ドイツでは街のあちこちにグラウンドがあります。遊び場があることは、子どもたちにとって本当に大切なことだと思います。日本でもドイツでも、最近は子どもたちが外で遊ばないという課題があるので、まずは“遊ぶ場所”を提供するところから始めたいです。

 

 

仕事の依頼・応援メッセージはコチラから。

※選手名を必ずご記入お願いします。