~PLAYERS ALBUM~
~プレーヤーとしての特徴~
188cmの長身を活かしたシュートストップが最大の武器のGK。ゴール前での安定感に加え、ゲーム全体を俯瞰して状況を把握する力に優れ、冷静に流れを読みながらプレーすることができる。
また、高身長ながらスピードや俊敏性も兼ね備えており、一瞬の判断でピンチを防ぐ能力は特筆に値する。状況に応じた適切な判断力にも優れており、守備陣へのコーチングやポジショニングも的確。
~アスリートの11 my mind~
1.自分の出身地の良いところや思い出の場所
―「田尻湖の景色」
秋田県秋田市出身で、小学1年生までは秋田で過ごし、その後は東京で育ちました。両親はどちらも秋田出身なので、自分にとっては今でも馴染み深い場所です。中でも一番思い出に残っているのは、家族でよく観光に行っていた田沢湖です。日本で一番深い湖としても知られていますが、何より景色が本当にきれいで、心が落ち着く場所でした。湖の周りには出店があって、焼き魚やお餅を食べた記憶がとても印象に残っています。自分にとって大切な思い出の場所です。
2.どんな子どもだったか?
―「わんぱく」
小さい頃はとにかくわんぱくで、家の中でもよくボールを蹴っていました。本当はダメなんですけど、つい夢中になってしまって(笑)。毎日のように親に見つかって怒られていて、それが日課のようになっていました。弟もGKをやっていたので、家の中だけでなく、家の近くでも一緒にボールを蹴って遊んでいて。兄弟仲も良かったし、とにかくサッカーが好きで、暇さえあればボールに触れていたいような子どもでした。
3.子どもの頃になりたかった職業は?
―「宇宙飛行士」
実は、最初に憧れていたのは宇宙飛行士でした。幼稚園の頃から「誰も見たことのない景色を見てみたい」という気持ちが強くて、好奇心から宇宙に行きたいと思っていました。今でもたまに宇宙への憧れはありますね。
サッカー選手を意識し始めたのは小学校高学年くらいからです。4歳の時にサッカーを始めたのがきっかけでした。当時は少しふくよかな体型だったんですけど、母親から「運動のために何かスポーツをやったら?」と勧められて、家の近くにあったサッカークラブに入ったのが始まりでした。小学校3年生くらいまではFWやCBをやっていて、サッカーを続けるうちに体も締まってきて、「やるならもっと上のレベルでやりたい」と思うようになりました。
4.今思う、サッカー選手でなかったら、どんな職業についていたか?
―「宇宙飛行士」
宇宙飛行士ではないかなと思います。実は今でも、行けるなら行ってみたいと思うくらい、宇宙には興味があります。中学生の頃には、「将来はアメリカの宇宙関連の大学に進学したい」と考えていた時期もありました。
最近では、YouTubeで宇宙に関する動画をよく見たり、漫画『宇宙兄弟』を読んだりして、改めて宇宙の世界に惹かれています。
5.逆境に陥った時、それを乗り越える方法
―「誰よりも努力しているという自信/明確な目標」
これまでのサッカー人生を振り返ると、逆境の連続だったと思います。中学生の時には、公式戦に一度しか出場できませんでした。それでも、サッカーが好きという気持ちが自分を支えてくれて、「諦めたくない」という思いで練習に打ち込んできました。
とにかく“人よりも練習する”ことを意識して、自分は誰よりも努力しているという自信が、苦しい時の大きな支えになっていました。なかなか結果が出なかった時間も、今の自分にとってはとても大切な時間だったと感じています。一日一日を大事に積み重ねてきました。
中学生の頃から「世界一のGKになる」という明確な目標があり、その思いは今も変わりません。試合に出られない時期も、「この経験が必ず将来プラスになる」と信じて取り組んでいます。精神的にきつい場面もたくさんありましたが、それすらも自分を成長させてくれる“良い時間”だったと思えるようになりました。
6.サッカーをしていて、最高の瞬間は?
―「自分のプレーで勝利に貢献できた時」
自分のプレーがチームの勝利に直結した試合は、今でも鮮明に覚えています。いいパフォーマンスができて、それが結果としてチームの勝利につながった時は、本当に最高の瞬間です。
中でも一番印象に残っているのは、昨年のインターハイで優勝した時のことです。決勝戦では自分自身の調子も良く、何度もピンチを防ぎ、チームの勝利に大きく貢献できました。その結果、全国優勝という最高の形で大会を終えることができて、あの瞬間の喜びは今でも忘れられません。
また、高校2年生の時に出場した選手権の大津高校戦で、PKを止めたセーブも強く印象に残っています。あの時は自分の中でもかなり気持ちが高まりましたし、自信にもつながった大きな一戦でした。
7.サッカー以外で自分の中で大事にしていること
―「人として信頼される存在であること」
一番大切にしているのは、自分が社会に対して信頼に足る人間かどうかということです。スポーツ選手である以前に、一人の人間としてどうあるべきかを常に意識しています。
プレー面だけでなく、日々の私生活の過ごし方、振る舞い、態度など、すべてが人間性につながると思っています。苦しいことや辛いことから逃げたくなるのは誰にでもあることですが、それにどう向き合うかが大事で、自分はそこにしっかり立ち向かっていく姿勢を大切にしています。
そういった部分を大事にすることが、自分自身の成長にもつながると信じています。
8.客観的に自分を見た時に、自分はどんな人間だと思うか?
―「天邪鬼で真面目そうにみられる人間」
正直、自分のことは自分でもよくわかりませんが、「天邪鬼」と「真面目そう」、この二つのイメージが混ざっているのが、自分なのかなと思います。
9.大事にしている言葉
―「先入観は可能を不可能にする」
何かに挑戦するとき、最初から「できない」と決めつけてしまうと、本当はできたかもしれないことも、自分の中で「無理だ」と思い込んでしまって、チャンスを逃してしまうと思います。
実際、先入観を持って物事に取り組むと、知らないうちに自分で限界を作ってしまうことがある。だからこそ、自分の中にある先入観に気づいて、それに縛られないようにしています。
いろいろなことに挑戦していく中で、先入観で可能性を潰さないように。その気持ちを常に持ち続けるために、この言葉を大切にしています。
10.子どもたちに伝えたいこと
―「好きなことに全力で取り組んで欲しい」
サッカーやスポーツに限らず、自分の「好きなこと」に一生懸命取り組んでほしいと思っています。
それが勉強でも、他の何かでも、自分が「これが好きだ」と思えるものがあることは、とても素晴らしいことです。
目の前のことに全力で、楽しみながら取り組んでほしい。たとえそのときうまくいかなかったとしても、あとから振り返ったときに「やってよかった」「楽しかった」と思えるような、かけがえのない経験になると思います。
うまくいかないことも、失敗も、すべてがあとから自分の力になって返ってくる、だからこそ、今を大切にして、好きなことをとことんやってほしいです。
11.UDNでどんな活動をしていきたいか?
―「夢や希望を届けられる存在に」
自分は東北の出身ということもあり、3.11のような大きな災害を経験した地域の一人として、これからはそうした被災地の方々に希望や夢、ポジティブな影響を届けられるような存在になりたいと強く思っています。
自分は表に出る仕事をしているからこそ、言葉や行動、プレーを通して、誰かの力になれることがあると信じています。金銭的な支援や寄付なども、今後取り組んでいきたいと思っています。
同じ東北出身のアスリートである大谷翔平選手や佐々木朗希選手のように、競技の枠を超えて社会に貢献できる活動を、自分なりに少しずつ始めていけたらと思っています。
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